亀岡的プログラマ日記

京都のベッドタウン、亀岡よりだらだらとお送りいたします。

加算?不加算? ~fishもfishesも、あるんだよ~

さて、突然英語の話をします。

なんというか、4年ほどECCに行っているんですが、去年時事英語の授業で、ネイティブの講師に「ちょっと文法やり直してこいやボケ(意訳)」と言われてしまったので、Power Englishという文法用のクラスに今年入っているのですが。

授業が名著「日本人の英語」を彷彿とさせる、かなり良い内容に思えたので、備忘録も兼ねてメモしていきたいと思います。

日本人の英語 (岩波新書)

日本人の英語 (岩波新書)

可算名詞と不加算名詞

日本人が理解出来ない英語の考え方の一つが、加算か不加算か、というもんでしょう。僕もとりあえずは特殊ケースを暗記することに拘泥していました。

例えば、おそらく最初に見る不可算名詞って、多分"fish"じゃないでしょうか。

I caught a lot of fishes in the river.

子供心(つっても中学生ですが)に、ようわからん、といった感じでした。
だって、そこにいっぱいお魚さんはいるわけですから。

実は加算・不加算の違いは数えられるかどうかではなく、「数えることに意味はあるか」とか「数の差が意味合いをもってくるのか」ということなのだそうです。

例えば魚を「捕る」ということを考える場合、普通は網でガサッと掬います。そこに個々の数を数える合理的な意味はなくて、ただ群としての魚があるのみです。
一般的にfishが複数形を持たないのは、普通考える「魚」っていうのはそういう無個性な物だからです。

ではそういう「群」としての魚が隔離されていて、たくさん見れるような状況だったら・・・?

そういう意味でこれはOKなんだそうな。

I saw a lot of fishes in the aquarium.

これは、「水族館でいろんな種類のお魚さんをみた」というような意味合いになります。群としての魚が水槽に分けていっぱい住んでますよね。
なにより、水族館には別に魚の群れを見に行ってはいないわけです。むしろ、一匹一匹のお魚を見に行っている。だから複数形でもいける。なるほろ・・・

「有形」・「無形」という切り分け

そういう意味で、可算名詞・不可算名詞ではなく「有形名詞」と「無形名詞」という使い分けを先生はされていました。数えることに意味がある、というか数えられるようなものが有形名詞で、数えることに意味が無い、数えるという概念が成立しないものが「無形名詞」ですよ、と。
そいじゃいくつか例を見てみましょう。

customとcustoms

customは知っての通り「習慣」という意味です。それが有形化され複数形になると「税関」という意味合いになります。
これはその用法ができた当時に、習慣・慣習として租税がいろんな場所で行われるようになり、その形を持った象徴として「税関」という意味合いに化けたのでは、ということでした。

waterとwaters

waterはもう水です。そんでもって、これはさすがに数えられません。
んじゃwatersっていうのはなんでしょう?
水がいっぱいある場所、という明確な概念となり「水辺」と訳したりします。home waters とすると、自国の水域→領海、ということになります。

sandとsands

sandはもちろん砂。こんな粒子数えることは意味が無いので不可算名詞となります。
名詞化して"sands"となると、粒ごとに意味のある砂・・・とはなりません。それよりもwater側と同じような意味合いに転じます。
砂がいっぱいあるところ、ということで、砂浜・ビーチ・砂場・砂漠などの砂がある場所を指します。

まとめ

加算、不加算名詞という概念ではなく、そいつを数えられるのか、数えることに意味があるのか、数えられるように意味付けをしたらどうなるか、ということを考えてみると、英語の視野が広がるのかも。少なくとも、完全暗記よりは楽しそう。