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亀岡的プログラマ日記

京都のベッドタウン、亀岡よりだらだらとお送りいたします。

仮定法はなぜ過去なのか。

(注:本エントリは某英会話学校の英語の授業の内容を自分なりに解釈したものです。文法的な正確さ、学術的な正確さは保証しかねますので、ご了承をば)

仮定法は時制を一つ戻すのが基本。

中学・高校英語の文法の中で、ややこしい物の最高峰といえば、やっぱり仮定法ですよね。
こんなんです。

If he worked more, he would get a pay raise.

もしもっとよく働いてるなら、彼の給料も上がるだろうに。

仮定法といえば、時制がひとつもどります。現在なら過去、過去なら過去完了、未来なら現在原型(仮定法現在)に。
これ、文法的にはまぁそういうもんだと理解してます。でも本当の所、変な約束事です。なんで過去なの?

仮定法が本当に表現したいもの

仮定法が本当に表現したいもの、それは切望感です。よく言われる「ありえない事象」というのは、実際問題どこまでがあり得て、どこまでがあり得なくないのか?なんて線引きできますか?

例えば先の文、普通に仮定法を抜くと

If he works more, he will get a pay raise.

もしもっと良く働けば、かれはの給料は上がるだろう

別にコレだって意味は通じますし、彼が働くことの「あり得なさ」なんて、話者の気持ちの中にしか無いじゃないですか。
そう、そこなんです。仮定法は確率論ではなく、感情論なんです。本人が感情として、「ほんとに同しようもないなぁ、どうにかしろよ」みたいな切望感を持っていると仮定法に、割に興味ないと直説法になるんですよね。
そしてこの感情を考えると、過去形の意味も少し見えてきます。

仮定法が過去に戻るわけ

過去というのは、過ぎ去ってしまいどうしようもないもの、変えようのないもの、といったニュアンスになります。どうしようもない、修復不可能な、そんな感情を想起させます。
これはまさに仮定法が伝えたい感情です。このことがよく分かる例文が以下です。

It's time for you to go to bed.
(もう寝る時間だよ)


It's time that you went to bed.
(いつもならもう寝てる時間だよ)

前者が直説法、後者が仮定法ですね。
前者は単純にもう寝る時間だ、ということを言い放っているのみですが、後者は確実に何かの感情を想起させます。ちょっと苛立っているのか、はたまた心配しているのかはわかりませんが、なにか話者の強い感情が思い浮かびますし、それはきっとかなりの文章力がないと的確な訳はできそうにないですね。

仮定法は感情表現

では結びにそんな感情表現の真骨頂のような仮定表現を。

If I could, I would.
(もしできるもんなら、やってるよ)

If I would, I could.
(もしやろうとおもえば、できるんだよ)

どちらも強い感情がこもっているように感じますよね。やりたいけれども、やらせてもらえない、やれるとおもってるけど、なかなか行動にできない。きっと実際に話すとなれば、そこにきっと言外の感情をたっぷり込めるのでしょう。

そんなわけで、仮定法は感情表現。ちぃ覚えた。