亀岡的プログラマ日記

京都のベッドタウン、亀岡よりだらだらとお送りいたします。

『Javaエンジニア養成読本』読みました

献本いただきました。@irofさんありがとー!!

Javaエンジニア養成読本 [現場で役立つ最新知識、満載!] (Software Design plus)

Javaエンジニア養成読本 [現場で役立つ最新知識、満載!] (Software Design plus)

TL;DR

  • すごくいい本なのでJavaの人はとりあえず読んどけ。
  • OO言語の人も読んで自分の言語に脳内変換して読んどけ。
  • 今後は、この本で提示されてるレベルの知識を持っている人をエンジニアと定義できるので、色々捗る
  • 薄い鈍器

何が良かったのか

何がいいって、この本がちゃんとエンジニア『養成』しようとしているところですね。

つまり、

  • 巻頭記事でJavaについて深く知り*1
  • 特集1でプログラミングの難しさに打ちのめされ*2
  • 特集2で最新のAPIお作法を学び*3
  • 特集3で標準ライブラリの本気にシビレて*4
  • 特集4でイマドキの開発環境の「常識」に触れ*5
  • 一般記事で受託の哀しい現場についても感じることができる*6

わけでして。

まぁ、紹介から分かるように、これプログラミング初心者にははっきり言ってハードルとしては高過ぎる気はします。 最初に不幸にもこの本を手にとってしまった新米さんは、うげーと思って結城先生の本を買いに行き、その後戻ってくるのでしょう。

Java言語プログラミングレッスン 第3版(上)

Java言語プログラミングレッスン 第3版(上)

んで戻ってきて、読んで、お仕事して、戻ってきて読んで。。。 多分3回目くらいで、ようやくこの本の「ありがたみ」がわかってくるんじゃないかなー、と。それくらいの密度でモノが書いてあります。

そこには、やはりハードルがある。でも僕がエンジニアとして接するからには、この本が提示する知識を、ひとしきり受けきって欲しいんですよね。

書いた本人曰く、『重い門があってもいいじゃない』。まさにストラウストラップ御大のC++入門に優るとも劣らない、薄くてもずっしりとした本でした。

ストラウストラップのプログラミング入門

ストラウストラップのプログラミング入門

ちょっと残念だったこと

だからこそ、残念だったことが二点ほど有ります。 まず一つが、参考文献紹介が圧倒的に少ないこと。もちろん技評社のいつもの表紙の本へのリンクは豊富ですし、最近のつぶの揃い方はやばいので、いいんです、が。

やっぱり、上で書いた結城先生入門本みたいなJavaの入り口向けの本に加えて、リーダブルコードや実装パターン*7などのプログラミングとしての種々のお作法的な話、それからデザインパターンを始めとした色々パターン本も欲しいかなぁ。

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

実装パターン

実装パターン

増補改訂版Java言語で学ぶデザインパターン入門

増補改訂版Java言語で学ぶデザインパターン入門

チーム開発周りの話も、Gitポケットリファレンスとか、ProGitとか(こっちは無料の公開サイトまであるのに!!)、継続的デリバリーとか、その他諸々。

Gitポケットリファレンス

Gitポケットリファレンス

継続的デリバリー 信頼できるソフトウェアリリースのためのビルド・テスト・デプロイメントの自動化

継続的デリバリー 信頼できるソフトウェアリリースのためのビルド・テスト・デプロイメントの自動化

基本的に薄さを密度で補っているとは思うんですけど、それ故すっ飛ばされた部分もあると思うので、丁寧な副読本リンクがあればうれしかったなぁ、と。

あとは、エンジニアとしての英語とのつきあいかたの言及があんまりなかったのが残念かな。僕の中での「養成されたエンジニア」は、原著バリバリとまでは行かなくても、まぁStackOverflowやら公式フォーラムやらを怖がらない、ってのは大前提なので。*8

一番残念なこと

なんでC#をターゲットに書かれてないんだ! *9

*1:先輩エンジニアの昔話にも付き合えるぞ!!

*2:初見で読めなくてあたりまえだから気にしなくていいぞ!!

*3:これはいきなり見ると相当キモいはずだけれど、これに慣れたら快感だ!!がんばれ!!

*4:ファーストチョイスが標準ライブラリってのはとっても幸せだよね!!ね!!

*5:ただしここまで行き届いている現場は普通はないから自分でつくろう!!

*6:フルスタックというには運用側の話をしないといけないと個人的には思うぞ!!

*7:絶版

*8:むしろJavaOneでの日本人慣れ合い話とかを聞かされて残念だなーとか思ってしまった。

*9: いいなぁJavaは、こういう本を書く下地があって(´・ω・`)